【モンゴル旅2024】#5 オトゴー先生のコントーション教室03

コントーション指導者の姿-

今回、年長者の生徒たちが海外での仕事のため出払っており、アシスタントの先生がひとりだけ。その先生もいたりいなかったりで、オトゴー先生ひとりの日が多かったです。

それで先生は生徒たちの身体を持ち上げ、支え、補助し…ガッツリ身体を動かしていらっしゃいました。

組み技の練習で、生徒の身体を支えるオトゴー先生。

それどころかYuuri先生の上に乗ろうとしているNaruさんの身体をも持ち上げるオトゴー先生!

オトゴー先生は1968年生まれ、56歳です。

5年ほど前に「もーこ、30代後半からはもう生徒たちの補助をあまり頑張ってはいけないよ。腰を痛めるから。ほかの、若いアシスタントの指導者にやってもらうのよ。今までのように生徒の身体を自分が持ち上げようとしないことが、自分の身体を守ることにつながるから、覚えておいて。

私自身も腰を痛めたから、もう生徒の補助はやめたわ。まわりの指導者たちも痛めている人たちが多いのよ。」と話してくださったことがありました。

オトゴー先生が生徒の倒立腕立て伏せなんかを補助しようとすると、イフバヤルなど10代、20代の若いアシスタントの先生たちがすぐに出てきて「オトゴー先生は座っていてください!補助なら、私たちがしますので!」とやっていました。

オトゴー先生は「あらそう、じゃあ任せたわ。ありがとうね」と座っていることが多かったのですが、今回…

子どもの身体も大人の身体も補助、補助、補助ー!!!

生徒の身体をガシッとつかみ、足を開いて腰を据えたお姿の力強いこと…!

生徒の全身を支え、持ち上げながら、一対一の指導がモンゴルコントーションスタイル。

生徒だけでなく先生もすごく強い!

日々身体を動かして筋力があるからなのでしょう、実年齢よりお若く見えますし、すごくお元気でエネルギッシュです。

そういえば、私のこともよく持ち上げてくださったなぁ…オトゴー先生。今よりお若かったとはいえ、当時22歳、身長162cm、体重は55kgあった未経験者の私の身体を、毎日毎日、倒立腕立て伏せ20回、30回と…。

しかもそれを ×3セット、本当によく支えてくださいました。

といわけで、オトゴー先生には頭が上がりません。

私の指導スタイルの基本は、オトゴー先生のこの姿勢です。

オトゴー先生の背中を追い続けて早10数年。

ご本人は50代後半でこの体力!さすが先生です。

伝説を更新し続けている先生に、いつか追いつけるのだろうか…。

どんどんなくなる、自信。

一生目標にして、追い続けるのだろうな。

オトゴー先生、スゴイ!!

《続く》

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