【無事に終了しました】「モンゴル報告会2024」を開催しました
東中野駅のカフェ「ポレポレ坐」にて、「モンゴル報告会2024」を開催しました。
8月末から9月10日迄の2週間、現地のコントーション教室で練習したり、ショウに出演したり、イベント「MCC (Mongolian Contortion Convention)」に参加したり、モンゴルの大自然へ出かけたり…。色々ありましたね。1日1日が濃密で、あっという間の2週間でした。
「皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
3人ともモンゴルへ行くのは初めてでした。モンゴルで修行し、ボロボロになり、ゴビ砂漠に骨をうずめてくるのでは…と心配されましたが、みんな無事に帰ってきて、今日こうして報告会を開くことができたことをまずは喜びたいと思います」と私が冗談ぽく挨拶をしますと、
「本当に、無事に帰ってこられとは思っていなくて…もう本当に、友人家族に『モンゴルで骨をうずめることになるのでは』と話していた時期もあったくらいなのですが、意外と無事に帰ってくることができました」と、開口一番、弱弱しい口調で返すYuuri先生に会場がどっと沸きました(笑。
その後は、今回モンゴルへ渡った3名;Honoka先生・Yuuri先生、Naruさんが集まり、現地での体験を順番に話したり、モンゴルで披露した演技を行ったりしました。
現地での体験については、
◉オトゴー先生のコントーション教室での練習について
◉イベント「MCC」について
◉心に残ったこと、今後モンゴルへ行こうと考えている方へのアドバイス
について、画像や動画をスクリーンに映し出しながら、それぞれの視点から話しました。
面白おかしく、初めてのモンゴル、そして初めてのステージ出演を話してくださったNaruさん。
「今回のメンバーには、違和感がありますよね。この成田空港での3人の写真を見てください。『なんでこのメンバーに、私がいるんだろう?』って感じですよね。Yuuri先生とHonoka先生は、スーツケースに演技用の台が詰まっていたのですが、私のスーツケースの中にはお菓子が詰まっているんです。『あれ?やっぱり何かが違うなぁ…』って思いました。
この感覚は、だんだん大きくなっていきます」(客席笑い)
「先生から、日本で振りをいただいて練習していたのですが、それが現地に行ってやらないことになり、『えっはじめから作り直しだって!?』と何が何だかわからなくなっているのですが、先生方はスッと受け入れて、先のことを考えて『振りどうする?』『曲の構成は?』と相談し始めているんですね。その横で私は、『えっ何々!?どうなっているの?そうか、じゃあ私は邪魔になっちゃあいけないから…』私が出るのはやめときましょうか、と先生にいうと、『いやいや、Naruさんもせっかく来たのだから、一緒に出ましょうよ』とニッコリ微笑んだので、また逃げられなくなってしまいました」(客席笑い)
「その後、モンゴルの地方へみんなで出かけました。テレビで見るような見事な大自然でしたが、私の心は舞台がどうなるか心配でそれどころでなくて、ずっと目が泳いでいて、何を食べても味がしなかったんですよね…。
夜、ゲルの中で練習しました。新しい振りで頭がいっぱいの私に、先生が『組み技、やる?』と言い出したんです。それでブレーメンの音楽隊みたいな組み技を、舞台でやろうっていうんです。私の不安は、この日がピークでした。」(客席笑い)
いや~、Naruさん!おおいに笑わせていただきました!
ステキなご報告を、ありがとうございました。
私からは、
◉モンゴルの基礎情報
◉イベント「MCC」概要
◉現地でのピンチ
についてお話しました。
ご来場いただいた方からは「立場が違うと感想も着眼点も変わるので、とても興味深かったです。知る機会がもてて良かったです」などのご感想をいただきました。
そして、「次回は参加したい!」「いつかモンゴルへ行ってコントーションを学びたい!」と考えている皆さんにとっては今回の話を聴いたことで、だいぶ具体的、現実的になったかと思います。
モンゴルについてはガイドブックやテレビ、Youtube、SNSなど、色々なところで目にするようになり、観光やひとり旅をする場合は情報を得やすくなったと思いますが、コントーションやサーカス、今回のイベントの類になると、どこにも書いていないし、発信もされていません。旅行会社も知りませんし、モンゴルのひとでもわからないことが多いです。
情報を取りに行く、といっても、どこに行けばよいのか?それに言語の壁などがあり、かなり難しいといわざるをえません。
そこで今後は、モンゴルへコントーション修行に行きたい方、イベント「MCC」に参加したい方を、よりいっそうサポートできたらと考えています。
特に当スタジオの会員の皆さんは、やはり興味を持ってほしいし、一度は行ってほしいです。
今からできる準備と心づもりを始めてもらえたらと思います。
ということで、この報告会をもちまして、今回のモンゴル旅はいったん落着となります。
最後に、Honoka先生、Yuuri先生、そしてNaruさん。初めてのことばかりでしたが、病気やケガなく、色々なことをみんなで乗り越えて、無事に帰ってこられて本当に良かったです。えらかった~!
今回のたくさんの熱いできごとを胸に、これからますますがんばってぐにゃぐにゃ!
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