「コントーションを日常的に楽しむことができる世界」

三連休でしたね。皆さん、ぐにゃぐにゃしましたかー?

ノガラでは、今月初めの自主イベント「遊牧文化祭 vol.9」を無事に終えたパフォーマー・上級クラス生たちが大活躍でした。

23~26日の4日間、すっかりおなじみになりました”GYOEN ROSSO 198″(新宿御苑 / 東京)で開催された、サーカス系のパフォーマンスばかりを集めたイベント「サーカス舞踏会」にEri、Yuuri、koe、Shie、そしHonokaが出演。

Eriは23(金祝)には”Absolute Blue Music&Circus Vol.2 『Grand ROYAL HOTEL』”(池袋 / 東京)にも出演。コントーション演技を披露しました。

Honokaは、印西市文化ホールで開催された「こどもパフォーマー倶楽部」(千葉県印西市)での子どもたちのコントーション発表を終えた足で、大阪へ。「ROUNDHOUSE LIVE@2024 50th Anniversary LIVE! ~想~」(なんばHatch / 大阪府大阪市)の大きなステージに出演し、コントーションを披露しました。

すぐに東京に戻ってきたかと思ったら、今宵の「サーカス舞踏会」出演のため、新宿御苑へ急ぎます!

という具合に、みんなあちらこちらへ忙しく駆け回っています。

いやぁ~素晴らしいです(涙

私が初めてモンゴルの地を踏み、「曲がる芸術」を目撃したのがは2001年…

もう20年以上前ですね。私は高校2年生でした。

ラクダの後ろに乗っているのが私です。(2001年、モンゴル)
高校生の海外留学交換プログラムに参加したんです。このとき、日本から私を含めて5名の高校生がモンゴルへ渡りました。上段、左から2番目がもーこ。(2001年、モンゴル)

モンゴルの大自然の中、ポツリと建ったゲルの中。

夜が更けた頃、小さな楽団がやってきて、歌や馬頭琴などの民族音楽を披露してくれました。

最初のうちは物珍しさもあり楽しく鑑賞していたのですが、歌や楽器演奏が続くうちに少し飽きてきて、次はどんな歌なんだろうか…とぼんやりしているところに出てきたのは、細~い脚のガタガタ揺れるテーブルと、テーブルの脚のように華奢な身体つきの少女。

頭の中で浮かぶ「?」。

「こんな小さくて細い女の子が一体何をするんだろう?」と思った瞬間に、度肝を抜かれました。少女は慣れた調子でテーブルにヒョイッと乗ったかと思うと、細い腕で逆立ちをしてニコッと笑ったではありませんか!?

ゲルの中デコントーションを披露する少女。(2001年、モンゴル)

今まで見たことも聞いたこともない、曲がる人間の身体!

明らかにおかしいのに当の本人はニコッと笑顔!?

この奇妙な融合に、ものっすごい衝撃を受けました。

「何だこれはー!!??」

満点の星空。火がパチパチと燃え続けるカマド。

一気に目が覚めたあの瞬間を、昨日のように覚えています。

井の中の蛙、大海を知らず。自分の頭の中の物差しがいかに短いか、思い知った気分でした。

記念に、一緒に写真に写ってもらいました。当時13歳のモンゴル人コントーショニスト(左)と、高校2年生の私(右)

それから数年後…

このときの衝撃が忘れられず、またモンゴルの地へ。

なんとかモンゴルサーカス学校に入れてもらうことができ、コントーションを学ぶことになって…

訓練を始めて1か月ほど経った頃のもーこ(2006年、ウランバートル市内の練習場)
倒立腕立て伏せを補助してもらっているもーこ。1セット50回、3セットやっていました。筋力が足りなかったので、すごく重たかったかと思います…。補助してくれたみんなに感謝です。(2007年、ウランバートル市内の練習場)
コントーションを始めて半年ほど経ったころ。脚をピン!と伸ばせるようになりました。始めたばかりの頃と比べると、明らかに身体が変化しています。(2007年、ウランバートル市内の練習場)

現地の

この頃はスマホがなく、カメラ付きのケータイも一般的ではなかったので、今のように日常的に気軽に写真を撮ることができませんでした。デジカメやカメラを持っている子もいませんでした。私が持って行った小さなデジカメが唯一のカメラだったので、練習の後(指導者がいなくなってから)は「写真撮ろう!」と生徒の誰かが言い出し、わあっと子どもたちが集まって、いつも写真撮影大会が繰り広げられ、盛り上がっていました。左から2番目がもーこ。(2006年、ウランバートル市内の練習場)

自分の身体が柔らかくなった感動も大きいですが、日々ともに過ごした現地の子どもたち、パフォーマーたち、そして先生たちに、もっと活躍の場を作れないか…と考えるようになりました。

それで「モンゴルのコントーションをもっと知ってもらいたい」と思い、

「モンゴルコントーションを日本に広めよう」と帰国したのが2008年。

もーこ、モンゴルから帰国後、2008年、日本にて。

「コントーションを広める」というのは、具体的にどういうこと?

と考えたときに、

・コントーションをやりたいと思ったときにレッスンを受けることができる。

・コントーションを観たいと思ったときにショーを観に行くことができる。

まずは、この2つにアクセスできるようになること。

そんな「コントーションを日常的に楽しむことのできる世界を作る」ことを、目標としました。

しかし、コントーションのない日本、コントーションということばをほんの一部しか知らない日本で「日本にモンゴルのコントーションを広めるぞ!」っと意気込みながらも、「でも、どうやって?」と早速壁にぶち当たりましたよね(汗

ブログと、月に一度の練習会開催から始めた2009年…

少しずつひとが集まってきて…

初めてイベントを自主開催した2012年…

初めて発表会を開いた2014年…

初めて、外部の方から「コントーションのパフォーマンスをやってもらえないか?」とイベント出演のご依頼をいただいたのもこの年でした。

それから、イベント出演の依頼が2件目、3件目と続いたのと、「パフォーマーを目指している。本格的に指導してほしい」という生徒が数名現れたのをきっかけに、活動拠点として新宿区に初めてスタジオを開設したのが2015年…

「コントーションを日常的に楽しむことのできる世界を作る」

少しずつ、少しずつですが、思い描いている未来になってきているな、と感じます。

2023年に開催した発表会は、キッズ・大人あわせて20名以上が演技を発表し、今までで一番人数の多い回となりました(2023年7月、”シルクロードカフェ” / 錦糸町、東京都)

それはもうひとつ、観に来てくださる方も増えているから。

ショーは、やりたい人だけでは成り立ちません。

観るひとあってのステージです。

未熟なことや下手くそなこともたくさんある私ですが、気づいたらもう20年近く、精一杯曲がり続けています。

見に来てくださる皆さん、応援してくださる皆さんに支えてもらって、ここに新しい世界がひとつ、小さな芽を出しています。

感謝感謝です。

本当にありがとうございます。

今年は、10年以上掲げてきた「コントーションを日常的に楽しむことのできる世界を作る」という目標に向かって、また一歩一歩進んでいきたいと思います。

皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

【ショーご案内】

3/2(土)にも武蔵小山駅・学芸大学駅の倉庫カフェにてショーを上演いたします。

ご興味を持っていただいたら…会場までお越しいただけたら嬉しいです。

席が…まだ余裕ございます!

一同、心よりお待ちしています ^^/

→「ノガラぐにゃぐにゃサーカス!」詳細・ご予約はこちら

ノガラぐにゃぐにゃサーカス!

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。