2023明けましておめでとうございます。私の大好きなモンゴル語のご紹介。
いやだぁー!
もうお正月は終わった?
そんなの信じないんだぁー!
私はまだまだお正月気分でいたいんだよぉー!!
はいー。
新年明けまして早一週間。
あっという間です。
2022年もあっという間でした。令和4年?いつの間にか始まり、いつの間にか終わっていました。
だからもうそろそろ2024年になるんじゃないかと思う今日この頃です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
私はふと富士山を拝みたくなり、車を走らせ行ってきました。
じゃじゃーん。青く晴れた空に”ザ・富士山”な輪郭がクッキリと。
富士山はカッコイイですねぇ。
さて、新年一発目のブログ記事☆ということで、私の大好きなモンゴル語をご紹介しようと思います。
モンゴルのサーカス学校でコントーションの練習中、生徒たちは先生に、よく「Юмаа хий!!(ユマー ヒィ)!」と言われていました。
おしゃべりしていたり、回りの子どもにちょっかいを出していたり、サボッていたりするとすぐ言われちゃうのですが、さてどういう意味でしょうか!?
Юм(ユム)は”何かある物、事”という意味です。
хийх(ヒーフ)は”する”という動詞で、хий(ヒィ)は命令形です。
「Юм хий!!(ユム ヒィ)」は「何かをして!!」という意味になります。
ここでひとつポイントが。
Юмの後ろにくっついている2つのa、”аа”の存在が大きいんです。こいつがつくと、「自分の」という意味が付け加えられるんです(”再帰語尾”と呼ばれます)。
日本語にはない法則ですよね。
なので「Юмаа хий」の意味は「自分のことをして」。コントーションの練習中であれば「自分のやるべき練習をしなさい!」ということになります。
★再帰語尾が気になったアナタ!言語に興味がある方はコチラも併せて読んでみると面白いかもしれません。
コントーションの練習とひとくちに言ってもその内容は様々で、多岐に渡ります。
レベル(初級者、中級者、上級者~)にもよりますし、柔軟練習をやるのか倒立やバランス系の技を練習するのか、基礎練習をやるのか演技練習をやるのか、はたまたコントーションではなく空中芸やフラフープなどほかのジャンルの演技を行うこともあります。
なので、「今自分がどこを目指して、何のためにどの練習をどれくらいやるのか」ということを常に考えながら、限られた練習時間の時間配分を決めて、ひとつひとつ終わらせていかなくてはいけません。
(私が通っていた教室でのコントーションの普段の練習方法は、全員で一斉に同じメニューをやるのではなく、メニューは決められていますが取り組み方は個々の裁量に任されていました。自由度が高い分、自立・自律が求められるやり方だったと思います。ほとんどの生徒が黙々と、淡々とひとつひとつ終わらせていましたが、中途半端に取り組んでいた子もいたし、飴玉ナメながらサボり倒している子もなかにはいましたよねぇ。そういう子はめちゃくちゃ怒られていましたが…笑)
隣の子と同じことをしてもダメで、「自分の」練習をしなければいけません。
よく幼い子どもたちなんかは「なんで○○ちゃんは50回なのに、私は100回もやるの?」「なんで○○ちゃんはやっていないのに、私はやるの?」「ズルイ~!」などと、まぁ回りが気になって仕方がないという発言をすることがあります。
そういうときは、そもそも集中していない、やりたくないという気持ちが大きいのですが、「あなたは○○ちゃんではない。あなたはあなた。だから、あなたの練習と○○ちゃんの練習は、違う。あなたは、あなたの練習をする。○○ちゃんは○○ちゃんの練習をする。自分の練習をする。わかった?他人は関係ない。自分の練習をするんです。自分の練習をするのに、ズルイとかズルくないとか関係ありません。ユマーヒィ!」と伝えています。
「自分のこと」をする。
他人は関係ない。隣の人と同じことをするのではない。
自分のやるべきことがあるのだから、ただそれをする。
これはコントーションだけじゃなくて、コントーションから離れた生活、仕事上でもいえることですよね。
ユマーヒィ ユマーヒィという先生の声が、今も脳内のどこかで響いています。
今年も残すところあと357日。
生徒たちにもしっかり教えていきたいですし、私自身もユマーヒィの精神を忘れずに、コツコツやっていこうと思います。
ブログには、こんなことも書いています。
よかったら今年も応援してやってください。
どうぞよろしくお願いいたします。
コントーションスタジオ・ノガラ もーこ
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