コントーションの世界大会って、あるの?《No.3》
EOAの生徒さんたちによるショウの終わりとともに開会セレモニーが終わり、3日間のICCが始まりました。
3日間、どんなことをがあるかといいますと…
まずはじめの2日間は昼から夜まで様々な講師によるワークショップが開かれました。このときはモンゴル人、アメリカ人、ドイツ人、そしてロシア人の講師が来ていたと思います。
当日の私は、25歳。モンゴルから帰国して大学を卒業し、東京で就職して社会人1年目が半年ばかり過ぎた頃でした。
モンゴルサーカス学校から離れて練習量は極端に減り、自主練をちまちまと続けているだけでした。ちなみにこのときはまだ指導をしていません。
でですね、モンゴルサーカス学校時代にどうしても達成できずに、未練が残っていたことがあったんですよね。
どうしてできないんだろう?
どうすればできるんだろう?
できる方法があるんだろうか?
なんとかかなえられないものか…と、執着していたある望みがありました。
そこで、このとき開かれていたワークショップに色々と参加してみたんですね。
はい、当時の私がかなえたかった目標というのが…、
「後屈して、頭とお尻をつけたい!」
でした。
皆さんの中にも憧れている方がいらっしゃると思います。
私はあの壮絶なモンゴルサーカス訓練により、やどかりや足伸ばしなどの基本的な柔軟性は身につきましたが、頭とお尻はなかなか着かなかったんですよね。
で、帰国しちゃったもので、このまま自主練をちまちまと続けていても、着くようにはならないだろうな~(それどころかゆるやか~に減退していくだろうな)と限界を感じていた頃でした。
ロハン氏のワークショップを受講した後、尋ねてみたんです。
「ご指導ありがとうございました。ところで私は頭とお尻をつけたいのですが、可能だと思いますか?見ていただけませんか?」とお願いしました。
「今、時間があるからいいよ。曲がってみて。」と、ロハン氏は快く指導を続けてくださいました。
それで、私の身体を見てひとこと「簡単にできるよ」というではありませんか!!
えーーーっ
できるの??しかも、簡単に!!??
「ただ、ちょっと時間が必要だけど。今、君はワークショップを受けていたから腰は入っているよね。30分くらい、やってみたい?」
もちろんです!お願いいたします!!
そのときの様子が、こちらです。
着いてるぅぅぅ(●Д●)私の頭とお尻ぃぃぃ。
はい、ということでお願いしてから約30分後、私の夢はかなったのでした…っと。
やはりコントーションは、指導者のもと、仲間たちとともに学ぶものですね。このとき、この写真を撮ってくれたのも、ICCで知り合って仲良くなったアメリカ人スタッフの方でした。
ひとりでちまちま自主練習する道を選ばなくてよかったです。夢をかなえられないまま死ぬところでした。(って、大げさか~!)
いや~、でも本当に嬉しかったんですよ。
ロハン先生、ありがとうございました!!(今もどこかで指導を続けられているのでしょうか。またお会いしたいものです)
部屋に帰り、そのまま倒れるように眠りました。
《続く》
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